家族で作る、安心安全の『大地のめぐみ』 | 川南町 生産者の声 特設サイト
全ての農作物は土作りから
1年を通して様々な農作物を作っている岩下農園。作物を育てる上でのこだわりを聞いてみた。
「元気な株を作ることが1番だと思っています。そのためにも大切になってくるのが、土作りですね。」
教えてくれたのは、岩下農園の岩下康之さん。
土作りには、牛糞・鶏糞・堆肥をエサとして土の中の微生物を繁殖させて、生きた土を作っているという。そこから作られた土は栄養素を蓄える『保肥力』の高い土となり、作物がしっかり根を張れる環境になるそうだ。また、毎年苗を植える前には土の検査を行い、土の状態や含まれる成分を細かく確認し、その時の状態にあった土作りをしているという。
「土作りをしっかりして、元気な株を作ることができれば、病気になりにくい作物が育ちます。その結果、極力少ない農薬で作物を育てることができるんです。」
土づくりは、商品の安心・安全にも繋がっているのだ。
安心・安全、そして美味しい!
岩下農園の主力商品の1つであり、10月末〜5月末頃まで収穫される『アイコトマト』は、幅広い世代にファンが多いという。
「『気づいたら子供に全部食べられてしまっていました』という方や『トマトを買った帰りの車で全部食べてしまいました』と言って、リピートしてくださる方もいるんです。」
肉厚な果肉と、酸味や青みが少ないその食べやすさから、次々と手が伸びてしまう人が多いようだ。
また5年ほど前からは、日本に3人しかいない『フードマスター』の菱江隆シェフが監修し、岩下農園のトマトを使った加工品も販売している。
「自分たちで作ったトマトを食べてもらい、どんな加工品に合うかを相談しながら作っていただきました。菱江シェフの腕はもちろん、添加物や保存料などを使わないという考えも、私たちの思いと合致していたので安心して託すことができましたね。」
どの加工品も添加物不使用。完熟のミニトマトをたっぷり使い、トマトの美味しさがギュッと詰まった味わいだ。
挑戦を続け、農業を発信!
スイートコーンやかぼちゃなどの様々な野菜以外にも、苗づくりから精米まで全てを自分たちで行なう完全自家製のお米など、幅広い農作物を作っている岩下農園。今後は、作る農家が減少している、いちご作りにもチャレンジするそうだ。
「これからも、もっと美味しくて安全なものを、安定して作るためにできる工夫を見つけていきたいと思っています。また、遊休地などにも目を向けて、川南町や西日本、延いては日本の農業を拡大して、情報を発信していきたいですね!」
大地の栄養を多くの人に届けるため、岩下さんはこれからも熱い想いで挑戦を続ける。