安心でやさしい味の『芋かりんとう』 | 川南町 生産者の声 特設サイト
自然と太陽に恵まれた環境で作られる『芋かりんとう』
芋かりんとうの原料である『黄金千貫』というさつまいもの栽培に最適な、宮崎県児湯郡。その中に位置する川南町の工業団地内で、1977年の創業以来『村田製菓』は40年以上に渡り芋菓子を作り続けている。
村田製菓の敷地の中には大きな工場が2つ。
「第一工場では、生のさつまいもから、『生地』と呼ばれる、味を付ける前の状態まで加工しています。」
教えてくれたのは、村田製菓の池田博士さん。さつまいもが収穫される8月〜11月の時期、工場には大きな袋いっぱいに詰められたさつまいもが次々と運び込まれ、たくさんの『生地』が製造されている。周囲には、甘く優しいさつまいもの香りが漂っていた。
味付けや仕上げなどの工程は、2011年に増築された第二工場で行っているそうだ。機械化が進む中でも、人の目や人の手による商品の選別も行なわれている。
続けて食べたくなる程よい甘味
「最近は細切りタイプの『塩風味芋かりんと』の人気が出てきています。」
鹿児島県薩摩川内市甑(こしき)島の『こしき海洋深層水』を使うことによる、やさしい塩味とさつまいもの自然な甘味のバランスが絶妙で、食べだしたら止まらなくなる味わい。細切りという食べやすさもあり、幅広い世代に人気が出るのも納得だ。
また、さつまいもの自然の甘味や旨味がキュッと閉じ込められた、昔から変わらぬ味わいの『芋かりんとう』や、絶妙な厚さにスライスして揚げられた軽い食感の『おさつちっぷ』など、ベーシックな商品も不変の人気だという。
「お子様からお年寄りの方まで、幅広いお客様に食べていただいています。」添加物も使っていないので、安心して食べられるところも魅力だ。
おいしさへのこだわりは『おいも畑』から
「安定して質の高い商品を作るためには、芋の生産農家の方との関係性も大切です。」
村田製菓では生産農家の方々との厚い信頼のもと、全ての畑と芋の状態を把握し、芋かりんとうに適した良質の芋を栽培している。
「同じ品種でも育て方などによって、芋かりんとうに適した品質のものと、そうでないものと違いがでるんです。」徹底した管理のもと育てられた芋は、仕入れた後も目視で芋の状態を確認し、良い状態のもの以外は使用しないなど、品質管理を徹底しているそうだ。
「シンプルだからこそ、ごまかしが効かない。一つ一つのことにこだわって丁寧に作っています。」
そのこだわりがあるからこそ、長年にわたって幅広い世代から愛され続ける商品が生まれるのだろう。