川南気質

米、蕎麦、もち麦など穀物の取り扱いがメイン!

橋口 裕二

宮崎県児湯郡川南町川南17034
tel:0983-27-8021(宮崎県川南町ふるさと納税係)

健康志向の方にオススメなもち麦

炊き上がった米はふっくらとしていて、食べてみると米のおいしさにプラスして新鮮な食感。白米と一緒に炊くだけで手軽に食物繊維を摂ることができると、最近情報番組などで話題の『もち麦』。プチプチした食感で食べやすいのが特徴だ。健康や食生活に敏感な人たちを中心に、人気急上昇中のもち麦を宮崎県川南町で作り始めた事業者がいる。橋口裕二さん。地元川南町で、米、蕎麦などの穀物をメインに扱っている。

もともとのメイン商品は蕎麦

「米を作り出したのは先々代だから50年くらい前かなと思います。10年くらい前からは本格的に蕎麦作りを始めました。」

蕎麦作りのきっかけは「空いている土地があるから使ってみたら?」と勧められたこと。当時は、米を作った後に裏作をしていなかったため、土地を管理させてもらう代わりに蕎麦を作付けさせてもらったことが始まりだった。蕎麦は価格の乱高下が激しいため、県内でも扱う業者が少なかった中、橋口さんは専用の機械を入れて本格的に生産を開始した。時には天候の関係で不作が続き、資金面で苦労することもあったが何とか続けることができていた。そんな中で、橋口さんにとって良いニュースが飛び込んでくる。

平成24年『全国そば優良生産表彰事業』において優秀と認められ表彰を受けたのだ。

「表彰のおかげで全国のそば生産の状況を話す機会ができました。この時、自分が蕎麦作りにもっと自信を持っていいんだなと感じたのを覚えています。」

この受賞をきっかけに、南九州で本格的に蕎麦作りに携わっている人がいるという情報が県外にも届くようになり、福島県の製粉屋とのつながりができた。

「時期によっては東京、大阪、福岡など一流どころの蕎麦屋にウチの蕎麦が使われているんだそうです。やっぱりメインに扱ってくれているのは嬉しいですね。」

それからは今に至るまでずっと、橋口さんの作った蕎麦は、ほとんどが福島県へ出荷されている。

体に良い穀物を扱いたい

蕎麦作りでやはり懸念されるのが天候。更にここ数年は蕎麦の絶対量が少なくなってきているというのが現状だった。

「蕎麦に重きを置きすぎてもダメだなと思い、去年からもち麦を始めました。テレビでもち麦が取り上げられていたのを見たのが知ったきっかけだったのですが、いざ買おうとすると外国産しかなくて。どうせなら国産が食べたいと思ったんです。」

良いものを自分たちで作れれば、安心して食べられる。始めたばかりだから「自分たちが食べて健康になればいい」くらいの感覚だったという。

もち麦を直売所で販売してみたところ、口コミで広がったこともあり評判が良かった。来年以降をどうするか考えていた橋口さんは、もっと買い受けてくれる業者がいないかとあたってみたが、現状についてはなかなか厳しいことを知ることになった。

「もち麦のピークは過ぎているという話をされて。国産も量がかなり増えてきていて飽和状態なんだそうです。」

ただ、橋口さんはもち麦作りを諦めてはいない。いつだってブームが訪れると需要が一気に上がって、一気に下がる。その後二次ブームがあって、また下がる。そんな繰り返しの中で、需要のベースは徐々に上がっていくから、自分のテリトリーを確保できていれば生き残ることができる。直売所という顔が見える販売で好評だったことから、そこを中心に進めていきたいと橋口さんは考える。

「今後は複数の品種も見て、手に入るものならそれも作りながら、良いものをもっと作っていけたらと思っています。」

まずは地元の人たちに支持されることが始まり。今はそのための動きを中心に行っている。

「米と蕎麦に、去年からもち麦が売り物として加わりました。もち麦に関しては、今年悪かったところを直して平均的に収穫できるようにしたいですね。全体としては、体に良い穀物を作り続けていければと思っています。」

今後もち麦をどう展開していくか、橋口さんの腕の見せ所はここからだ。

橋口裕二さんからのメッセージ

宮崎は天気も良いし、温暖な気候。良い環境の中で育った、体に良いものを作ることにこだわっていきたいです!ぜひもち麦も食べてみてください!