川南気質

商店街の企画屋さん。川南をもっと人の呼べる町に!

有限会社 押川商会

宮崎県児湯郡川南町大字川南17701
tel:0983-27-0028

50年以上地元と共に歩んできたお店

宮崎県川南町の中心部、メインストリートであるトロントロン商店街。そこでおよそ50年川南町と共に生き、共に歩んできたお店がある。押川商会。もともとは精米業からスタートしたとのことだが、現在ではお米、新聞、事務用品の販売を行なっている。その店主が3代目の押川聖一郎さんだ。

「50年以上川南に住み続けて思うことは、やっぱり町内の色々な人たちに出会えるのが楽しいですね。」

川南町は開拓者の町。以前の調査で、川南町在住者に出身地を聞いたところ、日本全国いろいろな場所から川南町に移り住んできていることが分かったらしい。だからこそ、他所から引っ越してきた人たちを受け入れる体制も、その気質も整っていると聖一郎さんは語る。

「川南町は何でもあるし、何でもできる町なんです。」

山も海もあることから、山登り・サーフィン・魚釣りなどができる環境はもちろん、町民が自分たちで集まってやりたいことをすぐ実現できるのもこの町の魅力だという。

昔ながらのお米屋さん

ふるさと納税のおかげもあり、押川商会では宮崎県産米『こしひかり』が人気だ。こしひかりの中でも特に好評なのは、時短・節水ができる無洗米。昔は米穀業の免許が無いと販売できなかったお米だが、いまやスーパー等どこでも買える時代。そのような時代の中でもお店を続けてこられたのは、地元のリピーターや固定客のおかげだ。

「おいしいお米を食べてほしいから、価格競争には参入しません。昔から付き合いのあるところを大切にしています。」

押川商会の特徴は、スーパーなどと比べ贈答品などの手配がしやすいこと。お店を訪れる人たちの多くは、高齢の方たち。その人たちにとって、押川紹介は使い勝手の良いお米屋さんなのだろう。

川南町をもっと魅力的な町へ

50年以上川南の町を見てきた聖一郎さんは危惧していることがある。

「10年後、20年後を考えた時、今のうちから、もっと若者がUターン・Iターンしたいと思うような町にしないといけない。」

高齢者が増え、若者が少ない。全国的な傾向だが、川南町も例外ではない。これからもこの町で生きていこうと思うからこそ、まちづくりには力が入る。20年前には宮崎県内でも「川南町ってどこ?」と場所もわからない人が多くいたが、町民が一丸となって川南町をPRし、今では日本一の軽トラ市とイルミネーションで有名な町になってきている。

「軽トラ市は、ツアーのコンテンツの一つとして入れてもらったりもしているんです。その時は北海道からのツアー客。わざわざ軽トラ市をツアーの行程に入れてほしいと旅行会社へリクエストがあったみたいで。それを聞いた時には嬉しかったですね。」

軽トラ市のおかげで人口1万5千人の小さな町に、毎月1万人以上が訪れる。リピーターやファンを増やせば、もっとこの町は面白くなると聖一郎さんは考えている。

「もっと色合いが華やかな町にできるといいですよね。そうすればもっと印象に残る町になりますよ。それで住みたいと思ってもらえたら良いですね。」

思い立ったらすぐ行動。軽トラ市やイルミネーションのイベントもそうだが、商店街を彩るフラッグ、看板など町を活性化させることに関しては労を惜しまない。

「今後も思いつき思いつきで動きますよ。今考えているのは道路に色を塗ってもらえないかなと。海抜40メートルのところにある町だから、坂道で成り立っているんですよ。この坂道を利用して道路を川の流れのようにデザインできたらいいなって。川南は尾鈴山から水が湧き出て来るから水も豊富だし。それを意識したまちづくりも面白いんじゃないかと思ってます。」

この町をより良くするための方法を常に模索し、アイデアを形にする。

小さな町の企画屋さんは、これからも川南の明日を見続けている。

押川紹介 押川聖一郎さんからのメッセージ

川南町は海も山もあって環境にも、そこで育つ食材にも恵まれた町です。なんでもあるし、なんでもできる。それがこの町の特徴です。ぜひ一度訪れてみてください!