味に絶対の自信あり!瑞々しいぶどうが大人気! | 川南町 生産者の声 特設サイト
直売所で分かる客の求めるもの
宮崎県川南町でぶどうを育てている「今井農園」。隣接した直売所は町外からの客で賑わっている。そこで収穫したぶどうをひとつずつ丁寧に包み並べているのが今井農園代表の今井一幸さん。
「商品として売れるぶどうが12〜13種類、試作が7種類くらいなので、計20種類くらいのぶどうを育ててますね。」
一幸さんがぶどう作りを始めたのは15年ほど前。もともとは父親がぶどう作りをしており、親子合わせると40年以上続くぶどう農園だ。
「お客さんはここでぶどうを買えるんですけど、『高い』『安い』『おいしい』『まだ早い』とか良いことも悪いことも直接声を聞けるので評価が分かりやすいです。」
直売所の面白さは、訪れる人の反応で売れるぶどうが分かること。作る過程で需要に合わせて供給を考えられるのが良いと一幸さんは語る。
「大きくて高いぶどうが売れるとは限らないんですよ。その半分くらいの金額のぶどうがよく売れたりするから。直売所があるからこそお客さんの動向が分かります。」
おいしさの秘密は「土づくり」
一粒食べると瑞々しく濃い甘さが口いっぱいに広がる今井農園のぶどう。大々的な広告を打ったわけでもなく、ホームページがあるわけでもない。それでも今井農園にはひっきりなしに注文が入る。
「県外のお客さんで毎週のごとく注文してくれる方もいます。FAXでのやりとりだけなので顔は知らないんですけどね。注文にないものを勝手に入れてたら、次はその品種をくださいと言われたり。そういうやりとも面白いんですよね。」
一幸さんがおいしいぶどうを育てるために心がけているのは、徹底した水管理と土づくり。
よりよい環境でぶどうを作ろうと毎年試行錯誤を繰り返している。
「土、根っこを元気に育てることにこだわっています。根がしっかり張っていると、病気にも強くなるし葉っぱも落ちない。根っこがダメだと、人間で言えば血液がうまく回らない感じですかね。」
毎日徹底して行う水管理。しかし、最後の最後で皮が破れて商品にならなかったりするのがぶどうづくりの難しさだと一幸さんは言う。
「ぶどうがちゃんと育つまで毎回ドキドキなんです。ただ、その難しさを乗り越えて出荷できた時が一番嬉しい。それが自分の想像を超えた味だったらなおさらです。」
これからの川南のぶどう
今後は全国の色々なところにぶどうが広まっていくことを望む一幸さん。
「川南のぶどうが良いよねって言われたら最高です!自分がその先駆けになれればと思っています。」
これからも一幸さんは、全国へ向けておいしいぶどうを発信し続けていく。